2013年11月14日木曜日

Creo Tips - PTC Creo Elements/Direct Modeling Express4.0の使い方(手探り中:)04

 Creo Tips 第4回目でございます。パーツ、アセンブリなどのデータファイルの構成や運用方法、ソフト上でのパーツの操作などの方法を模索しております。

 それでは前回作成した部品を組み合わせていきたいと思います。何はともあれソフトを起動しまして、「ファイル」→「開く」を選択します(図1)。「ファイルを開く」だと、そのファイルのデータの内容そのものが別のセッションとして表示されるような気がしますが、Creo Expressが同時に操作できるセッションの数は1つなので、パッケージファイルを開いた時は、現在のセッションにパッケージファイルの内容がインポートされるということになります。逆に、セッションのファイルを開いた時は現在のセッションは破棄されて、保存していたセッションの内容がロードされることになります(現在のセッションを保存するように警告がでます)。ぼーっとしていると必要なセッションを保存するのを忘れてたり、パーツデータが混在したりしそうです。

図1 ファイルを開きます
さて、では前回つくったパーツを開いて...と、こんなメッセージがでました。

図2 ファイルオープン時のメッセージ
新規セッションをつくると自動的にワークプレーン w1とパーツp1も生成されるため、名前を変えずに保存しておくとインポートした時に自動で名前が変更され、どれがどれか分からなくなってしまいそうです。なので、今後は次のルールに従って作業していきます。

1.一つのパッケージファイルには一つのアセンブリをつくり、その中にパーツは一つだけと、そのパーツを作る時に使ったワークプレーンを含める
2.アセンブリ名、パーツ名、ワークプレーン名は、それぞれ名前の先頭の文字をa,p,wにして、その続きにそのパッケージファイル名をつける。ワークプレーン名は複数存在することになるので更に後ろにアンダーバーと二桁の数字をつけて区別する( _01 みたいに)

というわけで、ちょっとファイルの内容を変更して...(面倒ですが、「ファイル」→「新規セッション」としてまっさらにしてから、内容を修正したいファイルをオープン、アセンブリ追加、WP名、パーツ名を変更、アセンブリ内にWPをパーツをドラッグ&ドロップ...などなど)...修正完了!では新規セッションを作成して、もう一度パッケージファイルをオープン(インポート)していきます。


 順調に行くと思っていたのですが、こんなメッセージが出ることがありました(図3)。

図3 謎のメッセージ
原因は確かではないのですが、新規セッションをつくった時のw1、p1をリネームして使っている時に起るような気がします(バグ?)。特に実害はなさそうなのですが、気になる人は新規セッションをつくった後にw1、p1を削除して新たに作り直すと良いかと思います。


 これで一通り今回使う部品がそろいました(図4)。構造一覧のアセンブリ「axxxx」の塊が1つのファイルとして保存されています。4種類くらいの部品でも結構ごちゃごちゃしちゃいましたので、特に見る必要のないWPはチェックボックスを外して非表示にしておくのが良いかと思います。あと、図3のメッセージの共有も構造一覧のツリーの中に表示されています。この「共有」がなんなのか理解していませんがw


 。。。と、ここまでやって思ったのですが、「アセンブリは60個まで」みたいな制限があったような。。。この調子だとすぐ制限まで到達しちゃいそう。。。(^_^; 今回のような、WPも含むパッケージファイルは修正時に必要なので保持するとして、パーツだけを集めてアセンブリにまとめたパッケージを作らないとイケナイかも知れませんねぇ。。。ただ、アセンブリ自体は60個以上作成できたのでこの制限もよく分かってないんですよね。。。まあ何かしら問題が発生したらルール改正をすることにして、今回はこのまま進んでいきます、いずれにせよもっと大きなプロジェクトにならないと問題にならないと思いますが。というわけで今回はこの辺で。あ、ここまでをセッションとして保存しておくことをお忘れなく!次回はパーツを移動させたり、組み合わせたりしたいと思いますごきげんよう(^^)/~