2013年11月21日木曜日

Creo Tips - PTC Creo Elements/Direct Modeling Express4.0の使い方(手探り中:)09 修正後のパーツを組み合わせる

 Creo Tips と題しましてから9回目となりました。毎回文句だか愚痴だかは言いますが、なんやかんやで効率的な方法もわかってきて個人的には大いに気に入っており、充分実戦で使えるなあ、人にもちゃんと勧められるなぁ、という所までやって参りました。さて今回は前回修正して新バージョンになったパーツを古いパーツと交換します。といってもズバッと一瞬で置換する術はなさそうなので一個一個ちまちま置き換えていきます。
 前回までのセッションを呼び出しまして...新しい部品を「開く」と、パーツ(p0002b)とワークプレーン(w0002b)がインポートされ、構造一覧と3Dビューに表示されました。WPの方は削除してOKです。パーツは分かりやすいように旧パーツのアセンブリの中に放り込んでおきましょう(図1)。
 
図1 新パーツのインポート
新パーツをアセンブリの中で「共有」して複製したら、旧パーツは削除してOKです(図2)。

図2 部品の置換
新パーツは適当に配置されているので「一致」と「軸合わせ」で旧パーツがあった位置へ新パーツを持っていきます(図3)。移動させるパーツを選択する順番(先に選択したオブジェクトが、後に選択したオブジェクトを基準に移動する)を間違えるとネジも一個一個移動させないといけないので面倒です。正方形の部品は後で選択するのが良いでしょう。(この辺が拘束の概念の無いのの苦しい所ですが...先に修正されなかった部品たちを新しいアセンブリの中に放り込んでおいて相対位置を固定してから新パーツを組み合わせる、という方法がスマートな気はします、が今回はこのまま進めます...)
図3 新パーツを組み合わせる
さて、組み上がった所で新パーツが正しく修正されているか確認すると...(図4)...OKっぽいですね! 同時に二カ所以上の拘束をかけられるなら二つのネジ穴に「軸合わせ」をして成立するか見ればいいのですが、できないので目視でOKにしておきます。
図4 組み上がりとネジ穴位置の確認 バッチリ!
次に、最後に残ったパイプを組み合わせます。横から見ると...(図5)のようにこの部分の「面(ツラ)を合わせたい」ので、今度は「整列」という条件を使って部品を移動させます。「一致」が向かい合わせなら「整列」は横並びです。指定した面が同一平面上に来るようにオブジェクトを移動させます。「Modeling(M)」→「モデル」から「移動」→オプションで「一致/整列」→「整列」を選び、「整列」させたい二平面を選択します。図6のように横並びになればOKです。ついでにパイプと部品も「軸合わせ」して組み合わせておきましょう。
図5 「移動」→「整列」
図6 ついでに軸合わせ
 さて、これで一通り組み上がりました(図7)。ちょっと見やすいようにパイプの色を変更しています。
図7 組み上がったけれど、ちょっと気に入らない
でマジマジ見ていくと....若干気に入らない部分がありました。うーん、これは改善の余地がありそうですね!というわけで、次回はセッションの中で新しい部品を設計するスマートな手法を探りたいと思います。実質これまでのまとめのお話っぽくしたいと思います、それではまたーm(_ _)m