それでは前回の続きから作業を続けたいと思います。あ、前回言っておけよ、と怒られる気もしますが(-_-; メニュー「ファイル」「保存」から「ファイル タイプ」を「セッション(*.se2)」を選んで保存しておくと、前回の作業内容を保存しておくことができます。これをテンプレート的に使うのも便利かと思います。
図0. 前回までの画面
では、今度こそ.....まずは胴体からモデリングをしていきます(図1)。正面からみたWP(w2)をアクティブにして(左の構造一覧ツリーでw2を右クリック→アクティブ化)、「作図」>「直線/円弧」を選び、原点をクリックします。この状態でカーソルを動かすと線が引けるわけですが、デフォルトの設定だと1mm毎しか長さを指定できないので、線を引く方向にカーソルを動かし、その状態で下のウインドウに長さを指定します(原点をクリックした時点でキーボードから数字を入力しようとすればそのまま入力できます)。今回は直径45mmなので、その半分(回転させるので半径分)の22.5mmを入力してEnterキーを押します。
図1. 胴体を正面から見た断面図を描く(1)
今度は縦に直線を伸ばしていきますが、続けてさっき引いた直線の終点から直線が引けるようになっているので、先ほどと同様に縦方向にカーソルを動かして39mmの縦線を引きます。今回は切りの良い数字なので横に出る長さを見ながらでもOKです。
図2. 胴体を正面から見た断面図を描く(2)
以下、同様に、ぐるっと1周回って長方形になるように線を引いていきます。原点まで辿り着くと一周回ったということで連続で直線を引くモードが終わるので、続けて直線を描く場合はまた始点をクリックする所からはじまります。今回は一旦ここまでなので完了ボタンを押してコマンドを完了させます。
図3. 胴体を正面から見た断面図を描く(3)
続けまして、胴体の下部分の丸くなっている部分を作図します(図4)。角のモデリングの時は円を描いて不要な部分をトリムしましたが、今回は「2Dフィレット作成」コマンドを使用します。「作図」 > 「2Dフィレット作成」を選択し、フィレットしたい角の頂点をクリック、ウインドウの半径を8mmで設定してEnterキー > 完了します(図5)。
図4. 2Dフィレットで角を丸める
図5. フィレット完成図
次はこれを回転させます。回転は角のモデリングでやりましたのでちゃちゃっと行きます。回転軸と回転角度を設定してGO!です。
図6. 「プル回転」
図7. 「プル回転」 完成図
次は首の部分を引っ張ります。胴体の上面から続けてモデリングしますので、胴体上面にWPを作成していきます。「新規」 > 「ワークプレーン」を選ぶとウインドウが出てきますので、「面に平行」をクリック、さらに下に「面に平行」の設定ウインドウが出てきてWPを作成する平面を選択するようになっていますので、胴体上面のどこかをクリックします(図8.)。
図8. 首のワークプレーンを作成する(1)
このままWPを作成しても良いのですが、折角なのでWPの原点を分かりやすい所、胴体上面の円の中心に設定したいと思います(図9)。下のウインドウの「原点移動」をクリックして、円の中心をクリックすると緑の矢印と円が原点に移動しますので、そのまま完了ボタンを押します(図10)。
図9. 首のワークプレーンを作成する(2)
図10. 首のワークプレーン完成!
それでは今回の最後に、首を引っ張りたいと思います(図11)。w4上に半径20.5mmの円を描いたら、「プル直線」 > 「距離」 3.5mm > 完了 でOKです。
図11. 胴体から首まで完成!
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